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しなやか通信

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2006年 09月 13日

晴耕雨「歌」

吉田修一の『東京湾景』を読んでいたら、主人公とメールで知り合った女性がカラオケで歌う場面が出てきた。

雨は冷たいけど ぬれていたいの
思い出も涙も 流すから




森高千里の『雨』だ。

うっとうしいとばかり思っていないで、雨降りの日でも楽しみたい。
「雨の歌」限定でカラオケを歌う。
そんなことを一時期やっていた。
「雨」の歌は、かなりの数ある。ネタに困ることはない。
「あたし、レパートリー、あんまりないから」
そんな言い訳は許されない。
少々うろ覚えであっても、歌わなければならない。
途中で間違えても、歌い切らなければならない。
テーマ限定のカラオケは、マンネリ解消になる。
カラオケの選曲だけではなく、人間関係にも効用があるかもしれない。

森高千里は歌い方が機械的な感じがして、それほど好きな歌手ではなかった。
別嬪さんだけどね。
『ストレス』とか『私がオバさんに~』のような哲学的な歌が印象的で、聞かせるタイプの歌手ではなかった。
ただ、『雨』という歌は違った。
せつない歌詞に、森高千里の声が合っていた。
少したどたどしい歌い方が、儚い歌の世界にぴったりで、かえって良かった。

アルコーを断って、カラオケにもずいぶんと行っていない。
今日、もし歌うのなら、これが歌いたいな。
徳永英明の『レイニー ブルー』。
キーは原曲のままで。
これは基本(笑)。

by Cafe_Gimlet | 2006-09-13 14:26 | 音楽


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