2005年 07月 26日
この本は私に読まれたがっている。 そんな気がして最近買ったのが、五木寛之の『不安の力』。 読み進めていくうちに、こんな文章に出くわす。 竹や柳のように柔らかくしなうものや曲がるものは折れない、堅いものや強いものこそ折れる。 「こころが萎えた状態」というのは、言い換えれば「こころがしなっている状態」で・・・ぱきんと折れてしまう前に重圧をスルリと滑り落としてまた元に戻る・・・ ・・・そういう人たちは、まさに『こころ萎えた状態』を感じている。それは、実はこころがしなっているということであり、また、しなやかな生命力が残っていることだ、と考えてほしいと思います。 全編にわたって、不安は悪ではない、不安を受け入れなさい、不安は希望になり、人を支えていく大事な力にもなる、と淡々と語られている。 生きていくための智恵。 そういう考え方もあるのだ。 やはり、出逢うべくして出逢った本であるようだ。
by Cafe_Gimlet
| 2005-07-26 22:24
| 揺さぶる言の葉
|
アバウト
カレンダー
プロフィール
世界でいちばん居心地のいい、療養施設をつくるのが夢。
メールは ギムレットーンズ @yahoo.co.jp まで 以前の記事
2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 カテゴリ
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||