しなやか通信

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2005年 08月 23日

客寄せパンダ

新聞を読んでいたら、ついにと言うか、とうとうと言うか読者からのこんな投書が掲載されていた。
≪刺客とかマドンナとかメディアははしゃぎすぎだ≫
そのとおり。同意される方も多いでしょう。でも私はもうあきらめている。




メディア、中でもテレビにはもう何も期待していない。どうでもいいことは、しつこいほど取り上げる。見えない力がはたらいているのか重要なことでもあたりさわりなくさらっと流す。自分たちに都合の悪いことは知らんぷり。造反組とか刺客なんて言葉を使うあたり報道のスタンスは明らかにコイズミ寄り。そりゃそうだ。政権が変わって自分らの会社が外資に乗っ取られたら困るもんね。今のままなら、なんとかブラザースとかが買収しようとしても国が守ってくれるもの。公共性のあるテレビに外資が参入するのはいかがなものか、なんてね。日本人は右や左のどちらか一方に偏りやすい国民だからNHKだけではまずい。だから民放をつくりなさい、と指示したのは占領時のアメリカだったんだけどね。

一生懸命に働いてもちっとも豊かにならない。閉塞感。もやもやもやとしていまいち元気になれない。経済がしっかりしていないことが大きな原因だ。彼女とデイトするにもお金を持っていないとはじまらない。高給取りじゃないと恋愛ができないとか、愛よりもお金が大事だとかって話ではない。今の時代、ある程度のお金を持っていないと心にゆとりがうまれないし、現実的にも困ることが多い。デイトの途中で急に彼女の体調が悪くなる。あなたは彼女を病院に連れていかなくてはならない。救急車はいや、と彼女。そんなに悪くないから。大げさにしないで。じゃあ、タクシーだ。ここから最寄りの病院まではかなりの距離がある。タクシー代はだいじょうぶか。病院に着く。どこが悪いのかよく分からないからいろいろ検査しなければならない。検査の中には保険がきかないものもある。支払いはだいじょうぶだろうか・・・
これほど大切な経済問題もテレビ局のひとたちはあまり関心を示さない。日経平均が上がったことの背景や意味なんかよりも、「私と同じように政治に関心がない人とお話したい・・・料理も政治も同じです」なんて言ってるカンチガイ女性候補や、「投票なんて面倒だから行かない」なんて言いながら立候補を表明している某企業の社長の言動のほうが大事なようだ。その社長が広島の町を歩いているときに子供たちがぞろぞろと後に続いていた。珍獣を見つけて群がってわあわあやっているように見えた。そうかテレビはこういうのを求めているのか。海辺のピアノマンとか川に迷い込んできたゴマフアザラシとか里におりてきて街中で悪さをしているサルとか、レッサーパンダとか、ちょっと珍しいものなら何でもいいのだ。ようするに客寄せパンダが欲しいのだ。マスコミに追い回されていい気になっているそこのあなた。落選してもだいじょうぶ。ただいま超人気の北の動物園があなたを待っているかもしれないから。
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by Cafe_Gimlet | 2005-08-23 14:44 | 揺さぶる言の葉


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