2006年 09月 14日
なすびとえびの天ぷら。そして、おにぎり。 少し遅い昼食をとっていると、FMラジオから懐かしい歌が流れてきた。 小椋佳の『揺れるまなざし』だ。 この曲は、久しぶりに聴いた。 ほほう、こんなアレンジだったか。今聴くと、ちょっとショボイかな。 『揺れるまなざし』はすぐに終わり、続いての曲は、丸山圭子の『どうぞこのまま』。 『どうぞこのまま』は、ミディアム・テンポのナンバーだ。 ボサノヴァのリズムにのって、しっとりと歌われる。 アダルトでムーディ。 丸山圭子の歌声に、ふぅ~っと吸い込まれる。 地味な歌手のこの曲が好きだ、という同級生の女の子がいた。 センスがいいなと、その子に好感を持っていたことを思い出す。 貴方の愛した 人の名前は あの夏の日と共に 忘れたでしょう 厳かなイントロに続いて、張りのある高音の声で歌い始めたのは因幡晃だった。 曲は、『わかってください』。 切ない歌声に愁いを帯びた旋律。 背筋に震えが走る。 忘れたつもりでも 思い出すのは 町で貴方に似た 人を見かけると ふりむいてしまう 悲しいけれど そこには愛は見えない 過去をひきずっているのは、どちらかというと、女よりも男の方かな。 これから淋しい秋です ときおり手紙を書きます 涙で文字がにじんでいたなら わかって下さい 手紙かぁ。 気に入らなければすぐに削除してしまうメールでは、ドラマは生まれにくいよね。 手紙、手書きの言葉を捨てるのには覚悟がいる。 手紙を燃やすなんていうのは、よほど思い詰めた末のことだろう。 衝動的に手紙に火をつけたはいいが、炎が上がるのを見て、あわてて消した。そんなこともあるかもしれない。 手紙を書く方も、これは後々まで残るものだ、という想いがあるから、相当な時間とエネルギーを使っていた。 感情にまかせて打ち込んで、送信してしまったメールは、トラブルの元となる。 簡単で便利だけど、感情のぶつかり合いが記録に残ってしまうメールは冷酷なツールだ。 本文中の斜線・太字は、因幡晃作詞の『わかって下さい』より引用した。
by Cafe_Gimlet
| 2006-09-14 14:42
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