しなやか通信

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2006年 08月 12日

井川遥は昭和の女で演技開眼

NHKの朝ドラ『純情きらり』がクランクアップ。

宮崎あおいの安定感のある演技は誰もが認めるところ。
まだ二十歳なのか・・・
今回の朝ドラは脇を固めるキャストもよかった。
ここ最近不振続きの朝ドラも、面目を保った恰好だ。



拾い物と言うと失礼だが、居候が縁で宮崎あおい扮する桜子と結婚の約束までするところまで発展した劇団ひとりがいい味を出していた。
劇団ひとりは初めて書いた小説も評判がいいようで、ビートたけしや、竹中直人のような路線に進むのではないかと予感させる。
桜子のおばさんの室井滋と桜子が愛する松井達彦の母、戸田恵子。このアクの強い女優ふたりのバトルもおもしろい。濃すぎる。
桜子の姉ふたり。長女は寺島しのぶ。
両親なきあと、自分を捨てて遮二無二家族を引っ張る。
それが、恋愛をして徐々に丸く和らいでいく。
キリッとした女が、本来のかわいい女になっていくところを寺島しのぶがうまく表現している。

次女が、井川遥。
キムタクや明石家さんまと月9に出たときは、コメントのしようがなかった。
井川遥の演技をまともに見たのはそれ以来だった。
第二次大戦前後。厳しい、女には理不尽な時代にあって、耐え忍ぶ、けなげな女を好演している。
桜子に人一倍厳しい長女とは対照的に、いつもやさしい、場を取り持ってくれる杏(もも)姉ちゃんが井川遥に嵌まっている。
家のために結婚したが、使用人、いや使用人以下の扱いで(暴力も受けた)離縁して戻ってきた。
そこから、一念発起、助産婦(産婆?)になり、後々東京でナースになるのだが、この昭和初期のナースのスタイルがかわいい。ぜひ、映像で確認されたし(笑)。
寺島しのぶもそうだが、井川遥も昭和の女がよく似合う。
この二人をキャスティングしたことで、今回の朝ドラは、ある程度の成功が約束されていた。

描かれている時代が時代だけに、見ていてつらくなるときが多いが、宮崎あおい、寺島しのぶ、そして井川遥の三姉妹(のキャラクター)がそうした気分を救ってくれる。
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by Cafe_Gimlet | 2006-08-12 20:58 | 揺さぶる言の葉


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