しなやか通信

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2006年 05月 23日

年賀ハガキ買い取ります

「年賀ハガキ買い取ります」
こんなコピーの折込広告が新聞に入っていた。
使わないで残っている年賀ハガキや古い切手や、テレホンカード。
そういった類のものを買い取ってくれるようだ。




先日、整理していたら、未使用の年賀ハガキが100枚ほど出てきた。
2005年のものだ。
毎年、まめに賀状を手書きしていた父も、その年は書くことが出来なかったのだ。
このころから、体は普通ではなかったのに、年賀ハガキはいつものように用意していたのだ。
言ってくれれば、代わりに書いてやったのに。
「毎年欠かさず年賀状が来ていたのに、ここ二年ほど来なかったから、おかしいなと思ってた」
親戚の言葉だ。

少し迷ったが、買い取ってもらうことにした。
残しておいても仕方ない。
テレビや雑誌のクイズ、懸賞に応募することもあまりないだろうし、100枚も要らない。
想いを断ち切る。それもあった。
家をかたずけた(正確には、兄夫婦やいとこにかたずけてもらった)ときに、あれもこれも思い切り捨てた。
父が使っていたからと、感傷的にならないように。
どんどん捨ててくれ、と頼んだ。

買い取りの応対、査定は三人でやっていた。
ひとりは若い女性で、どうせならそのひとがいいなと思っていたら、見事そうなった。
なれた手つきで、ハガキを数える。
「一枚○○円ですので」、と電卓を叩いて、金額を見せてくれる。
ほう。けっこうな金額になる。

帰りに本屋へ寄り、頼んでいた本を受け取る。
父が残していた年賀ハガキが本に化けて、お釣りがくる。
こんな使い方なら、許してくれるだろう。
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by Cafe_Gimlet | 2006-05-23 21:24 | 揺さぶる言の葉


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