2006年 04月 12日
市場における材料は、実践的にはすべて無視してさしつかえない、と今読んでいる林輝太郎の本に書いてある。 そうすれば、株の売買のために、血眼になって経済新聞を読む必要はないということか。 投資のことを抜きにして考えてみる。 インターネットでニュースを仕入れることができるから、新聞をとっていないという人が多くなっているかもしれない。 一ヶ月三千円程度でも経費削減になるし、購読をやめようかなと私も考えたことがある。 購読をつづけているのは、主に次の理由による。 まず、地元のニュースを見るため。 地方の出来事はまだまだ、ネットではカバーできていないように思う。 知らなければ知らないでかまわないのかもしれないが、やはり生活に一番密着している地元のニュースをチェックしないと落ち着かない。 今、地元の病院の存続をめぐってケンケンガクガクなのだが、ネット(の公式サイト)には情報が流れていない。 購読をつづけている、ふたつめの理由。 俯瞰できる。 新聞をざっと広げると、記事が雑多に並んでいて俯瞰できるのがいい (新聞の見出しを追うのは、ネット(記事)のアウトラインをなぞるのと、同じかなぁ)。 みっつめの理由。 文芸時評等の評論が読みたい。 どちらかというと、これが一番大きな理由かもしれない。 日銀の量的緩和政策解除の記事はスルーしてしまっても、村上春樹が世界中で受け入れられている現状についてのレポートは精読してしまう。 投資の話に戻って。 株価の安いときに秘密のニュースを仕入れる。 その後、株価が少し上がった時点で新聞等で公表されたニュースを目にする。 いずれの場合も、ニュースつまり材料を受け取った後の株価の上下の予測は五分五分、と前述の本に書いてある。 証券会社やFX取引会社に口座を開設すると、様々なレポートを読むことができるし、最新ニュースがバンバンと配信される。 これらの情報に振り回されているようではダメなのか。 「読み物として面白いから目を通している」 そんなふうに、さらっと言ってのけるようにならなきゃ(笑)。
by Cafe_Gimlet
| 2006-04-12 22:07
| 投資
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