しなやか通信

cafegimlet.exblog.jp
ブログトップ
2005年 10月 26日

馬主VS調教師

前回の『主役は誰?』の続きです。
今回は馬主と調教師の関係についてさらに踏み込んで考えてみましょう。



馬に出資しているのは馬主ですから、普通に考えれば序列(力関係)は、
馬主→調教師→騎手
ということになります。
むかしはこの序列が守られていましたが、近頃では
調教師→馬主→騎手
という場合もあるようですね。
バブリーな時代だったら、また事情が変わっていたかもしれませんが。
馬主が調教師を信頼して、口出しいたしません、すべておまかせします、というのが一番理想的です。
三冠を達成したディープインパクトの場合はどうでしょうか。
菊花賞勝利後のコメントから探ってみましょう。
ディープインパクトの今後の予定について、金子真人オーナーは、
「馬の状態を見ながら、池江先生と相談していきます」
とおっしゃっています。
池江先生とはディープインパクトを管理されている池江泰郎調教師のことです。表向きの発言とはいえ、調教師と相談してこれからの予定を決めると言っているのです。馬主と調教師の関係が良好であることが窺えます。
GⅠを勝っているのですから、関係が悪くなるわけがないですかね(笑)。
ディープインパクトが次に出走するのは、ジャパンカップか有馬記念ではないかということですが、どれくらい馬を休ませるか(野球の投手のローテーションと同じですね)とか、予想される相手関係、馬のレースへの適性などで判断されます。
馬に疲れがなければ、11月末のジャパンカップ、十分休ませて使うなら12月末の有馬記念ということになります。
ローテーションだけを考えれば、年末の有馬記念出走というのが堅い作戦です。過去にも菊花賞を買った馬が有馬記念で活躍しています。ディープインパクトは3歳の若駒ですから4歳以上の馬に比べて斤量が軽くて有利でもあります。斤量というのは馬の負担重量(騎手の体重込み)のことです。
ジャパンカップは世界でも有数の高額賞金レースで、海外から多くの馬が参戦してきます。相手関係云々よりも、名誉のためだけにもこのレースに出たいというところがあります。
最近は日本の馬が強くなって、海外の馬など恐れることなど何もない、というふうにもなってきていますから相手関係はなおさら重視されないかもしれません。
有馬記念はファン投票によって選ばれた馬が出走するオールスター戦です。年末のお祭りですね。ただし、中山競馬場という馬場状態がよくないところで行われるのが気になるところです。中山を嫌って出走回避ということがあります。えっと、ジャパンカップはダービーと同じ、東京競馬場です。
馬に負担をかけないようにするにはどれが最良の選択なのか、というところで騎手の出番です。馬に直接乗っているのですから騎手の判断がウェイトを占めるのは当然です。
「脚がしっかりしているから少々悪い馬場でも大丈夫です」、とか「小回りの中山よりも(最後の)直線の長い府中(東京競馬場)のほうが伸びると思います」、なんて助言しているのではないでしょうか。
「武クンがこう言ってるから、こっちにしましょうか」
「う~ん。いや、やっぱりこっちにも出してみたいなぁ」
とても贅沢な悩みを抱えて相談しているところを想像すると楽しいですね。
実は骨折していた、なんてことだけはないように願いたいものです。
最後に蛇足ですが、「馬主」は、「ばぬし」ではなく「うまぬし」と読んでくださいね。

次回は、『武豊の馬選びによる馬券攻略法』を予定しています。
乞う御期待!
[PR]

by Cafe_Gimlet | 2005-10-26 01:14 | 投資


<< ロッテ日本一!      主役は誰? >>